■伊香具(いかぐ)神社 名神大 滋賀県長浜市木之本町大音688
御祭神 伊香津臣命 ●神社入口 一の鳥居 ![]() 祭神は天児屋根命五世の孫伊香津臣命にして創立は天武天皇白鳳十年以前なり。 ●入口~参道~二の鳥居 ![]() ●境内入口(二の鳥居) 「伊香式鳥居」変わった形です ![]() ●手水舎・社務所 ![]() ●拝殿 ![]() ◆由緒 「伊香」と書いて古くは「いかご」あるいは「いかぐ」と発音しました。ですから万葉集ではこの背後の山すなわち賊ケ岳連山を「伊香山」と書いて「いかご山」と読ませています。そしてその名は古事記に出てくる火の神「迦具土の神」の徳を受けられたところからきているようで、そのことはこの社のすぐうしろの山の小字名を「かぐ山」とよび、又摂社に有る「意太神社」の御祭神「迦具土の神」となっていることからも証明されます。 ●拝殿から参道を見る ●拝殿 ![]() ●社殿左より(本殿・拝殿・狛犬・) ![]() ●社殿右寄り(本殿・拝殿・狛犬) ![]() また宇多天皇に申し上げて「正一位勲一等大社大名神」の額を賜りました。そして当時制定された「延喜式」においては大社大名神という高い格を与えられておりました。この「延喜式」に記載された神社を「延喜式内社」とよんでふ古くから信仰の厚かった由緒のある神社とみなされていますが、近江一五五座のうち伊香郡は全国的にみても特に集中して多く当伊香具神社の大社一の他小社四十五座を数えています。 ●案内板 ![]() *ー神南備にようこそーより抜粋 ◆◆琵琶湖の北部、近江と越前・若狭の国が境を接するあたりは、古代から北国、いわゆる越の国に抜ける交通の要衝で、万葉集にもこのあたりを詠った歌が幾つか残されている。(伊香山(いかごやま)とは現在の賤ヶ岳を指すと考えられています) ●伊香山全景(山の向こう側に余呉湖があります) ![]() 巻08-1532 草枕旅ゆく人も行き触ればにほひぬべくも咲ける萩かも 巻08-1533 伊香山(いかごやま)野辺に咲きたる萩見れば君が家なる尾花(をばな)し思ほゆ ※今回の目玉の一つです。想像に違わず、神聖でしかも明るさを感じる、いい神社です。 社殿と社叢が余りにも立派なので、写真に夢中にあり、いつも撮る狛犬のアップを撮り忘れました!! ▲
by barakan1
| 2011-07-31 16:31
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■奥琵琶湖展望
●塩津浜~ ![]() ![]() ●賤ヶ岳リフト乗り場 ![]() ●賤ヶ岳より余呉湖方面を見る(案内看板の写真より) ![]() ![]() ![]() ★(*^_^*)★写真クリック、大きくなります。 ▲
by barakan1
| 2011-07-30 16:32
| 旅日記
■塩津(しおつ)神社 式内社 滋賀県伊香郡西浅井町塩津浜547
●塩津神社遠景(前の道は塩津海道) ![]() 鹽土老翁神 配祀 彦火火出見尊 豐玉姫尊 ●正面入口一の鳥居 ![]() 当神社創立の年代は詳らかではないが延喜式内社で 既に神威顕著の古社たるを知る 古伝によれば上古 この地の志波谷に塩池あり ささやかな池ながら塩 水間断なく湧出し これを汲んで製塩し敢えて他か らこれを求めず ●一音鳥居と社号標 ![]() ●境内、二の鳥居より拝殿をみる ![]() ●拝殿と狛犬 ![]() ●境内全景(本殿・拝殿・狛犬・神馬) ![]() ●本殿 ![]() ●境内社 (境内の左側に鳥居があり、上へ延びる階段があった。 境内社(琴平社・愛宕社・鳥居) (本殿横には八幡社) ![]() ■塩津海道 ●塩津浜案内図 ![]() ●塩津海道と塩津山 ![]() ![]() ◆◆笠朝臣金村が鹽津(しほつ)山にてよめる歌二首 巻03-0364 大夫(ますらを)の弓末(ゆすゑ)振り起こし射つる矢を後見む人は語り継ぐがね 巻03-0365 鹽津山打ち越え行けば我(あ)が乗れる馬ぞ躓(つまず)く家恋ふらしも ●塩津浜からみた琵琶湖 ![]() 巻11-2747 作者不詳 味鎌(あじかま)の塩津をさして漕ぐ船の名は告(の)りてしを逢はざらめやも ※塩津には古い街道や家並等見どころは沢山残っています。時間をかけユックリとみれば、一日は十分楽しめ・・・、そして万葉歌人笠朝臣金村あ詠んだ塩津の雰囲気を少しは感じることが出来るのですが・・・。 ▲
by barakan1
| 2011-07-29 16:19
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いよいよ2日目(19日)の滋賀探訪にかかります
![]() ■コース概要。 敦賀発7時~(沓掛)八幡神社~塩津神社~伊香具神社~矢合神社~(菅浦)須賀神社~禪る万木の森~阿志都彌神社~阿渡の水門~(真長の浦)大溝漁港~高島勝野原~乙女ヶ池(洞海)~香取浦・高島山~(水尾崎)白鬚神社~浮御堂~唐崎神社・唐崎の松~名神・自宅着17:40。走行距離680㌔。 ■沓掛 八幡神社 滋賀県伊香郡西浅井町沓掛 由諸不明 なかなか風格のある神社です。8号線沿いに鎮座しています。 ![]() ![]() ▲
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| 2011-07-28 17:09
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■小浜男山 八幡神社 福井県小浜市小浜男山9
●神社一の鳥居・二の鳥居 (後方、後瀬山) ![]() 多紀都比賣神・市伎島比賣神) 境内社多数(13社程度) ●社号標・狛犬 ![]() ●境内参道・拝殿・狛犬 (後方、後瀬山) ![]() 古来武神として崇められてきたが、学問の神、産業振興の神でもあり、また海路陸路交通安全の神、安産、子育ての神としても崇敬されている。 ●拝殿・狛犬 ![]() 国学者伴信友翁は「八幡考」で神護景雲三年(768)創建、神護景雲四年勅使参向鹿毛の馬奉納(続日本紀)と考証している。 ●案内板・手水舎・本殿(修理中) ![]() 小浜八幡宮の木造大鳥居として有名なこの鳥居は明神鳥居の形式に属するが、柱頂に台輪(円形で皿状のもの)あることから、別に稲荷鳥居とも台輪鳥居とも呼ばれている。この鳥居は、素木で高さ約6.4m、柱間は4.63m、柱の直径は48.25㎝である。笠木は銅板葺き、神号額の上部も同様とするが、主要部位には銅製帯金具による緊縛補強を施すなど、保存の苦労が偲ばれる。 ●境内社 天何神社・高良神社・六月祓神社・大山祇神社・松尾神社 ![]() ![]() ■後瀬山 伏原の西南にあり、標高一六八メートル。高くはないが小浜湾からの山姿は端麗で、小浜の象徴として親しまれる。山裾北側を通る丹後街道を見下す要害の地で、中世後期には山頂に若狭守護武田氏の本城が築かれた。 ●伏原から見る ●小浜港から見る ![]() 大伴坂上大嬢が家持に贈れる歌二首 巻04-0737 かにかくに人は言ふとも若狭道の後瀬(のちせ)の山の後も逢はむ君 また家持が坂上大嬢に和ふる歌二首 巻04-0739 後瀬山後も逢はむと思へこそ死ぬべきものを今日までも生けれ 派生歌 思ひ出でよ忘れやしぬる若狭路や後瀬の山と契りしものを (藤原俊成) たのめおきし後瀬の山のひとことや恋をいのりの命なりける (藤原定家) ※ワザワザ小浜までやって来たのは、この後瀬山を見たかったためです。実際に現地で眺めた後瀬山はチョットガッカリ!!でした(:_;) 伏原からも、小浜港からも優美な山の全体像は見えません。家々が立ち並び、五合六号目あたりから頂が見える程度です。期待が大きかっただけに・・残念でした。キット!!どこかに、展望のいいところがあると思うのですが・・。(18日分はこれで終了。次回からは19日分(滋賀編)です。 ▲
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| 2011-07-23 15:46
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■三方石観音 (北陸三十三ヶ所観音巡礼霊場第七番札所)
福井県三方上中郡若狭町三方 ●参道 ![]() ●岩観音入口付近 ![]() ◆石観世音菩薩由来記 ●手水舎 ●鐘楼 ●全景 ![]() 弘法大師一夜の御作にして桓武天皇延暦年間の草創なりと言えば、大師入唐以前の作なりべし。 大師若狭の地に遍歴せらるゝや此地の風光明媚なるを愛でられ、此山に宿らるる。或夜霊像御彫刻中、妙法石上鶏鳴聞えたれば、僅に右手首より先を残して飄然下山せらる。故に片手観音なり。 ●本堂 ●御手足堂 ![]() ※観音川に沿って奥の院方向に登ると、霊泉あり。 ▲
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| 2011-07-21 17:52
| 旅日記
■三方五湖
![]() ![]() 三方五湖の景観の特色は、低いゆるやかな丘陵性の山々を湖の周囲に巡らし、温和で素朴な情緒があふれています。車で「レインボーライン」を通って、標高397メートルの梅丈岳(ばいじょうだけ)山頂に登ると三方五湖が一望できます。 ●日向湖 ![]() ![]() ◆三方石観音前、洗心園の、 ![]() 読み人知らず 巻07-1177 若狭なる三方の海の浜清みい往(ゆ)き返(かへ)らひ見れど飽かぬかも ■御方(みかた)神社 式内社 福井県三方上中郡若狭町三方21-1 ●神社入口鳥居・参道(左道を登ってゆくと石観音へ) ![]() 櫛御方命 大山咋命・事代主命・山脇大神 合祀山脇神社・蛭子社・日吉神社を合祀(T8) 境内社神明社・大神宮社・山神社 福井県若狭町、三方湖の東に鎮座。 観音前交差点から東へ、三方石観世音方向へ入った所に境内入口がある。 ![]() 現在の主祭神は、櫛御方命。名前に「御方」とあることから採用されたようだが、社名の「御方」は、三方湖に由来しているのは明らかで、当地と何の関連も無い櫛御方命を祭神としているのは疑問。 『若狭国志』では祭神不詳。『神祇志料』『大日本史』では天日槍命となっている。 ただし、これにも確たる根拠はないらしい。 三方は、「美しい潟」だというのが通説。ならば、三方湖の神を祀った神社なのだろう。 ー玄松子の記憶ーより引用 ▲
by barakan1
| 2011-07-20 12:30
| 旅日記
■宇波西(うわせ)神社 名神大社 福井県三方上中郡気山129-5
●参道入口 ![]() 彦波瀲武鸕鶿草葺不合尊(ひこなぎさたけうがやふきあえずのみこと)ー書紀ー 摂社 小美多麻神社「護國の英靈」、八幡神社「八幡大神 ほか」 ●川に架かる石橋より ![]() 御祭神うがやふきあえずの命(海 漁と安産の守神)御鎮座と沿革文 武天皇の大宝元年(昭和五十一年 で千二百七十五年前)三月八日、日 向で初めておまつりしましたが程 なく今の療養所のある上野谷にお うつりになりました。 ●一の鳥居より ![]() ●境内全景 ![]() ◆宇波西神社案内 -社殿案内板- 御祭神鵜草葺不合命(人皇 第一代神武天皇の御父君)と伝え られ御母豊玉姫命が海辺で鵜 の羽などを葺草にまぜて産殿 の屋根を葺かせられそれがまだ できあがらないうちに御安産あら せられましたので右のような御名 を奉られたらしく古来から漁猟 又安産の守護神としてあるい崇敬 をうけさせられています。 ●二の鳥居と拝殿 ![]() ●本殿 ![]() ●本殿内 ![]() ●本殿の周囲には、末社が2つ。 (小美多麻神社・八幡宮) ![]() 八幡宮 多くの神々を合祀した。 合祀の神々 大山咋命、大將軍大神、大杉大神、八衢彦命、八衢姫命、 船戸神、菅原道眞、神功皇后。 ▲
by barakan1
| 2011-07-19 18:08
| 旅日記
■気比(けひ)の松原 敦賀市松島町
![]() 聖武天皇の御代、この地に来襲した異賊。そのとき一帯は突然震動し、一夜にして数千の松が浜辺に出現した。樹上には無数のシラサギが。それはまるで、風にひるがえる旗差物。敵は数万の軍勢とみて、たちまち逃げ去ったのだという。 ![]() ![]() ![]() ◆高濱虚子 松原の続くかぎりの秋の晴 ▲
by barakan1
| 2011-07-18 18:27
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■気比(けひ)神宮 名神大社 福井県敦賀市曙町11-68
●「土公」 氣比大神降臨の地 ![]() 伊奢沙別(いささわけ)神 仲哀天皇 神功皇后 日本武(やまとたける)尊 應神天皇 玉妃(たまひめ)命 武内宿禰(たけのうちのすくね)命 ●正面鳥居 ![]() 『古事記』仲哀記には、以下の記述がある。建内宿禰命が、太子(譽田別命、後の応神天皇)を連れて、禊に訪れた時。当地に坐した伊奢沙和気大神が、夜の夢に出現し、「吾が名を御子の御名に易へまく欲し」と告げた。さらに、「明日の旦、浜に幸すべし。名を易へし幣献らむ」。翌朝、浜へ行くと、鼻の傷ついたイルカが浦いっぱいに集っていた。これを見て太子は、「我に御食の魚を給ひき」、つまり、神が太子のために、食料の魚を下さったと感激した。そして、その神の名を称えて、御食津大神と名づけ、それが気比大神である。鼻の傷ついたイルカによって、浦が血で臭かったので、その浦を「血浦」と呼び、角鹿(つぬが)となった。 ●石橋と社号標 ![]() 『古事記』・応神記では、天之日矛(天日槍)が、阿加流比売という赤玉から生まれた姫を追って来たとあり、都怒我阿羅斯等は、天日槍と同一視されている。 ●二の鳥居から拝殿を見る ![]() ●拝殿 ![]() (東殿宮)、応神天皇(総社宮)、玉妃命(平殿宮)、武内宿禰(西殿宮)の 本殿四隅に四ノ宮として祀られ、祭神七座となった。 ●拝殿 ●内陣 ![]() ◆◇奥の細道 「芭蕉翁月五句」の碑 国々の八景更に気比の月 月清し遊行のもてる砂の上 ふるき名の鹿角や恋し秋の月 月いづく鐘ハ沈る海の底 名月や北国日和定なき 隣の木陰に「気比のみや」の前書で始まる露塚 なみだしくや遊行のもてる砂の露 ![]() ※五幡くらいから降りだした雨は、ここ氣比神宮で一気に土砂降りとなり、参拝もそこそこに早々に退散した。必ずもう一度尋ね、ゆっくりと参拝したい。 ▲
by barakan1
| 2011-07-17 11:36
| 旅日記
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