■名草ノ浜
名草ノ浜より和歌の浦を見る ![]() 若の浦に白波立ちて沖つ風寒き夕へは大和し思ほゆ ![]() ![]() 卷7-1213 名草山(なぐさやま)言にしありけり吾(あ)が恋ふる千重の一重も慰めなくに ![]() ▲
by barakan1
| 2007-12-28 11:58
| 旅日記
■濱宮(はまのみや) 和歌山市毛見1303
●正面鳥居 ●西側参道鳥居 ![]() 天照皇大神、天懸大神、国懸大神 摂社 豊鋤入媛神社、中言神社、高皇神社、天満宮、恵比須神社、毛見金比羅宮 ●正面鳥居 ●鳥居正面に丸石が祀られている ![]() 日前国懸神社の遷宮前の場所とされている。 神武東征時、天道根命は神鏡と日矛の神宝を奉じて、加太(加太春日神社)、木本(木本八幡宮)、琴の浦の岩上へと遷ったと伝わる。 漂着神の寄りつく海辺の伝承であり、海人の斎祀った神の姿を思わせる。 ●拝殿群 ![]() ●天照皇大神(拝殿と本殿) ![]() 紀の国のいせにうつりし跡ふりてなくさの浜にのこる神がき 崇神五十四年、天照皇大神が吉備名方浜宮に遷座、その後、天懸大神、国懸大神は垂仁天皇十六年、名草萬代宮(現在の日前宮)に遷ったと伝わる。 ●天懸大神、国懸大神(拝殿と本殿) ![]() ●豊鋤入媛神社 ![]() 名草で「アシ神様」とされる神社は千種神社、足守神社がある。 千種神社は名草戸畔の足を祀ったと伝わり、歴史の底で何らかのつながりを感じさせる二社ではある。 ●境内社 毛見金比羅宮、恵比須神社、天満宮、高皇神社、中言神社 ![]() ■■奈久佐浜宮と毛見埼 豊鍬入姫命に託された天照大神の御霊代は、倭(やまと)の笠縫(かさぬいの)邑(むら)から巡幸の途に着き、最初に但波(丹波)の吉佐宮(よさのみや)に遷幸され、四年間斎き祀られる。そしてこの地から再び倭の国の伊豆(いつ)加志(かし)本宮(のもとのみや)に遷られる。倭で八年間祀られ、次に、木(紀伊)の国の奈久(なく)佐浜宮(さはまのみや)に遷られ、三年の間、奉祀された。「紀伊国」は、単に「木国」だったが、奈良時代に国名は雅字二文字を用いるという勅令で改められたそうである。 ![]() ▲
by barakan1
| 2007-12-25 17:40
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■黒江の町
![]() ![]() ▲
by barakan1
| 2007-12-23 15:50
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■黒江潟の由来
●中言神社 ![]() ●淨国寺境内より東(中言神社)方向を望む(住宅のあるあたりは総て入江でした) ![]() ●神社正面より南を見る ●神社右横より南西方向を見る ![]() ![]() ●名水「黒牛の水」 ●万葉歌碑 ![]() 黒牛潟潮干(しほひ)の浦を紅の玉藻(たまも)裾引(すそび)き行くは誰が妻 巻7-1218 黒牛の海紅(くれなゐ)にほふももしきの大宮(おほみや)人(ひと)しあさりすらしも ●名草ノ浜(神社あたりの入江もこんな感じだったのでしょうか) ![]() ▲
by barakan1
| 2007-12-22 12:33
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■中言(なかごと)神社 海南市黒江933
●神社への道 ![]() ![]() 名草彦命、名草姫命、八王子命 ●境内全景 ![]() 名草彦命、名草姫命は上代のこの地域の王であったが、磐余彦や紀氏に攻め込まれて滅び去った。 ![]() ![]() ●拝殿 ![]() ●本殿 ![]() ●名草ノ浜よりの風景 ![]() 巻9-1798 いにしへに妹と我が見しぬばたまの黒牛潟(くろうしがた)を見れば寂(さぶ)しも ※いにしえには神社鳥居のすぐ下まで海岸線が来ていたのだろう。少し高台に登り遠景をみるとその様子がよく分かる。いま家屋がギッシリと山と山との間を埋めているがそこは皆、後世の埋め立て地である。そうして昔日の風景を想像すると確かに!素晴らしい景色であったろう・・。 ▲
by barakan1
| 2007-12-21 13:35
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■伊勢部柿本神社 和歌山県海南市日方1338
●西側参道入口より ●海南駅裏より ![]() 天照大神、素盞嗚尊、熊野久須毘命、市杵嶋姫命 摂社 蛭子神社、山王神社、稲荷神社 ほか ●神社正面(西側ガード下より) ![]() 『倭姫命世記(やまとひめのみことせいき)』によると、 ●鳥居・境内 ![]() ●参道石段と拝殿 ![]() ![]() ●蛭子神社 ![]() ●木々を透して西(日方の町)をみる ●摂社群 ![]() 紫の名高の浦のなのりその磯に靡(なび)かむ時待つ我れを ![]() ※井引の森へは寄れませんでした、次の機会にします。 ー神南備にようこそーより抜粋 ●名草ノ浜(奥は和歌の浦) ![]() 紫の名高の浦の真砂(まなご)地(つち)袖のみ触れて寝ずかなりなむ 巻11-2730 紀伊(き)の海の名高の浦に寄する波音高(おとだか)きかも逢はぬ子ゆゑに ※万葉集に数多く読まれた、黒牛潟や名高も今は全くと云っていいほどその面影はありません。海南臨海工業地帯のため黒江湾(黒牛潟)が全域にわたって埋め立てられたからです。一寸寂しい気がします。熊野古道の藤白坂からは海南・和歌の浦あたりが一望のもとに見えるらいいが・・・。 ▲
by barakan1
| 2007-12-20 18:57
| 旅日記
■海南市探訪(柿本・一言・浜ノ宮神社)
計画通り、海南市の神社を回る。名草山へは次回以降に登る積りです。 今年の探訪はこれで終了です。 ●海南駅前万葉歌碑 ![]() 万葉歌碑 卷11-2780 紫の名高の浦の靡(なび)き藻の心は妹に寄りにしものを ▲
by barakan1
| 2007-12-19 21:00
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■不動延命の滝&破(われ)不動尊
![]() ![]() ![]() ![]() ■倉橋山昔話 ![]() 仁徳天皇四十年、天皇に命ぜられ雌鳥皇女(記では女鳥王)の媒(なかだち)として使者に立ったが、自ら皇女を娶り、天皇の恨みをかった。また皇子の舎人の歌に謀反の徴があったため、天皇は皇子を除くことを決意。皇子は雌鳥皇女をつれて伊勢神宮へ向かうが、伊勢の蒋代野(こもしろの。所在不詳)で天皇の遣った追手に殺された。 ●倉橋山山中 ![]() (古事記) 梯立(はしたて)の 倉梯(くらはし)山を 嶮(さが)しみと 岩懸きかねて 我が手取らすも 梯立(はしたて)の 倉梯(くらはし)山を 嶮(さが)しけど 妹と登れば 嶮(さが)しくもあらず ー千人万首ーより抜粋 米古謡歌碑が破(われ)不動尊横にあります。 ▲
by barakan1
| 2007-12-14 12:52
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■天一神社 奈良県桜井市大字鹿路94番
●天一神社遠景 ![]() ●天一神社大杉 ![]() ●社殿・境内 ![]() ![]() ![]() ※所在地の候補としては、榛原、橿原市、桜井市の各候補地がある。 ●本殿 ●御神木 ![]() 遠つ人猟道(かりぢ)の池に住む鳥の立ちても居ても君をしそ思(も)ふ ●天一神社大杉の幹 ![]() ▲
by barakan1
| 2007-12-12 13:08
| 旅日記
●談山神社案内図
![]() ■談山神社 談山神社は大化改新の中心人物の藤原鎌足を祀る神社です。 ![]() ![]() 巻2-0093 玉くしげ帰るを安み明けてゆかば君が名はあれど吾(あ)が名し惜しも ◆内大臣藤原の卿の、鏡女王に報贈(こたへ)たまへる歌一首 巻2-0094 玉くしげ三室(みむろ)の山のさな葛(かづら)さ寝ずは遂に有りかてましも ![]() ●談山神社の「屋形橋」 ![]() 屋根は檜皮葺(ひわだぶき)で、朱塗りの欄干の上の黒い擬宝珠には寛政三年(1791年)の刻銘がありますが、昔から談山神社の参道に架かっていた「屋形橋」は、付け替えられ再建されました。昔はここから歩いて「東大門」を通り参拝しました。ー奈良観光ーより抜粋 ●談山神社の「東大門(とうだいもん)」 (万葉歌碑あり) ![]() 巻3-0240 ひさかたの天行く月を綱(つな)に刺し我が大王は蓋(きぬかさ)にせり 談山神社の東入口「一の橋(屋形橋)」の直ぐ上にある、両袖付きの高麗門が談山神社の「東大門」で、本瓦葺き、左右に木柵が付けられています。中央は、板扉で、南側の袖はくぐり戸になっています。脇塀の垂木(たるき)の墨書から、享和三年(1803年)建立と認められ、社寺の表門に、城郭風の門を用いた例として数少ない遺構の1つです。、ー奈良観光ーより抜粋 ※女人禁制石碑と西大門 ![]() 談山神社の本社社殿、「楼門」の前から西へ石段を下りると、神廟(しんびょう、神の御霊屋)とも呼ぶ国重文「木造十三重塔」が建っています。藤原鎌足の長子定慧(じょうえ)が唐から帰国して摂津(大阪府茨木市)の阿威山(あいやま)に葬られていた父の遺骨を多武峯に移葬し、678年(白鳳7年)唐の清涼山宝池院の塔婆を模して建てた墓塔です。 ![]() ![]() ▲
by barakan1
| 2007-12-11 14:30
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