■馬橋の地蔵尊(吉祥草寺への石標)
土佐街道に面し、石碑の左側の道を東に行くと吉祥草寺です ![]() ■熊野神社 奈良県御所市茅原287 ●鳥居・拝殿 ●本殿 ![]() 伊邪那美命、速玉男命、大事忍男神 由緒 役行者生誕(634年)の地とされている吉祥草寺の鎮守として勧請された熊野権現である。 壺坂寺参詣の道ー土佐街道とも言うーに面して鎮座 ■茅原山・吉祥草寺 奈良県御所市茅原 宗派本山修験宗 御本尊五大力尊 開基役行者:神変大菩薩 創建舒明天皇御代 ![]() 本堂とそれとつながる祖師堂(行者堂)は応永年間(1394~1428年)に再建されている。この本堂は老朽化が進み、現在建て替え中で、覆いが被さりその姿を見ることが出来ない。 ●本堂(工事中) ●祖師堂(行者堂) ![]() ![]() 吉祥草寺最大の祭りは「大とんど(左義長)法要」で、1978年(昭和53年)国の無形民族文化財に指定されている。この祭りは、役行者が冤罪により伊豆に流され、701年(大宝元年)に無事帰還した折、茅原の里人がこれを喜び、大きな松明を焚いて祝ったのが始まりとされ、古い行事を今に伝えている。 □役小角 634年に大和国葛木上郡茅原(現在の奈良県御所市茅原)に生まれる。生誕の地とされる所には、吉祥草寺が建立されている。17才の時に元興寺で学ぶ。このとき、孔雀明王の呪法を学んだと言われる。その後、葛城山(金剛山)で山岳修行を行い、熊野や大峰の山々で修行を重ね、金峯山(吉野)で金剛蔵王大権現を受け取り、修験道の基礎を築いた。 ●行者・産湯の井戸 ●行者・腰掛石 ![]() ![]() 【伝説】葛城山と金峰山の間に石橋を架けようと思い立ち、諸国の神々を動員してこれを実現しようとしたり、二十代の頃、藤原鎌足の病気を治癒したという、また讒言により、捕らえられ伊豆島に流された時は、昼だけ伊豆におり、夜には空を飛び富士山に行って修行した等々の伝説があるなど、呪術に優れ、神仏調和を唱えた。 699年に謀反の疑いをかけられ、伊豆大島へ流刑となり、701年に疑いが晴れて茅原に帰る。 706年6月7日に68歳で箕面の天井ヶ岳にて入寂したと言われる。 後の平安時代に山岳信仰の隆盛と共に、「役行者」と呼ばれるようになった。寛政11年(1799年)には、光格天皇より「神変大菩薩」の諡を賜わった。 ●吉祥草寺山門の仁王像 ![]() ■茅原・笠堂 昔、大暴風雨で田植えが出来なかった時、役行者がここを通り自ら田の中に入って田植えをした。すると不思議にも雨風はやんだ、その時行者の笠をぬいだ所に地蔵尊を安置したのが今の笠堂だという。 ●笠堂(奥に吉祥草寺山門が見える) ![]() また戦国時代に笠堂の修復があった。その出来あがりの日に世話人が供物を村衆に分った。その時一人の見慣れぬ巡礼者が交じっていた。それはあとで明智光秀の娘であったと分かった。 ▲
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| 2006-08-30 12:48
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■第6代 孝安天皇陵 奈良県御所市大字玉手
![]() 異称: 大倭帯日子国押人命(古事記) 日本足彦国押人尊(日本書紀) 【(おお)やまとたらしひこくにおしひとのみこと】 生没年: ~(?) 123歳(古事記)/137歳(日本書紀) 在位期間 孝昭天皇83年~孝安天皇?年 父 : 孝昭天皇 第二子 母 : 余曽多本毘売命【よそたほびめのみこと:古事記】 世襲足姫【よそたらしひめ:日本書紀】 皇后: 忍鹿比売(姪:おしかひめ)【古事記】 押媛(兄、天足彦国押人命の娘:おしひめ)【日本書紀】 皇子皇女:大日本根子彦太尊/大倭根子日子賦斗邇命 【おおやまとねこひこふとにのみこと】 宮 : 秋津島宮(あきつしまみや)【奈良県御所市室?】 陵墓: 玉手丘上陵(たまでのおかのうえのみささぎ: 奈良県御所市大字玉手) 陵形: 円 丘 ![]() ![]() ●孝安天皇陵より、西~東を見る ![]() ![]() 【大倭帶日子國押人命(おおやまとたらしひこくにおしひとのみこと)】孝安天皇 大倭帶日子國押人の命、葛城の室の秋津嶋の宮に坐しまして天の下治しめしき。此の天皇、姪(めい)忍鹿比賣(おしかひめ)の命を娶りて生みし御子は大吉備諸進(おおきびもろすすみ)の命。次に大倭根子日子(おおやまとねこひこ)賦斗邇(ふとに)の命【二柱。 賦より下の三字は音を以ちてす】。故、大倭根子日子賦斗邇の命は天の下治しめしき。天皇の御年は壹佰貳拾參歳(ももとせあまりはたそとせあまりみとせ)。御陵は玉手の岡の上に在り。 ※欠史八代の考安天皇は歴史的には実在しないらしいのですが・・・。そこは昔々のこととて、伝説・伝承、お伽噺として、ロマンとして受け取って古い歴史のこの辺りを想い、楽しむのに越したことはありません。 ▲
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| 2006-08-29 15:19
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■玉手丘陵の寺と神社
●満願寺 浄土宗 ![]() ●山門・本堂 ![]() ●扁額もなにもない神社(拝殿・本殿)・・・[孝安天皇神社]? ![]() (後日、考安天皇を調べていたら、次のような記事を見つけました) 玉手丘上陵[孝安天皇神社] 祭神:大倭帯日子国押人尊(おおやまとたらしひこくにおしひと) 菅原道真渡会春彦 本殿: 流れ造六尺五寸×七尺 拝殿: 四間半×二間入母屋造棧瓦葺き 境内社:稲荷神社、白鳥神社、金刀比羅神社、内宮・外宮 どうも、神社名は孝安天皇神社と言うらしいです。 ●金毘羅神社(この山の中に・・、由緒ガ分りません) ![]() ![]() ●御陵途中にある、祠。ここも何を祀っているか??です。 ![]() ▲
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| 2006-08-27 16:46
| 旅日記
□◆□古墳見学の後、忍海歴史博物館を訪ねると、休館日(事前に調べたにも関わず!!)。今日一番の楽しみだったのに!!ショックのあまり、もうこのまま帰ろうかな!とも思ったが・・・。折角来たことだし。この近くでまだ訪ねていない所を思い出し御所市を回ることとした。
■野口神社 御所市蛇穴540 祭 神:神倭伊波例毘古命 彦八井命(日子神八井耳命) ●神社より葛城山を見る ![]() 由 緒:本神社の御祭神は古く神倭伊波礼毘古命(かむやまといはれひこのみこと)及び彦八井命(ひこやいのみこと)の二神を御祭りされ、それは作物の収穫を掌る水の神(竜神)という御神名で葛城川岸辺に鎮めまつったことから始まる本社は、五穀豊穣を祈願される他、邪気をはらい、諸々の病を除く御守護を賜ることから多くの人々の信仰をあつめている。 ●神社遠景(西→) ![]() ![]() ●神社鳥居・拝殿 ![]() ー以上看板よりー ●神社本殿 ![]() ※小さな神社ですが、大変古い歴史と由緒を持つ神社でした。蛇塚に、祭りで使われた、藁で作った大蛇がドグロを巻き、収められていました。古い伝承を何百年も伝えてゆくのは大変な努力、意志の強さがいると思います。これからも、絶えることなく、この由緒ある祭りが続く事を願いたい・・・。 ▲
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| 2006-08-26 13:30
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●山麓線(30号線)首子塚古墳辺りから二上山を見る
![]() 巻7-1098 紀道(きぢ)にこそ妹山ありといへ玉くしげ二上山も妹こそありけれ 巻11-2668 二上に隠らふ月の惜しけども妹が手本を離るるこのころ ■神明神社(しんめいじんじゃ)古墳 北葛城郡新庄町寺口字和田 奈良県社会教育センターのある寺口丘陵には、「大池」「中戸新池」があり、その東の「いにしえの丘」に「神明神社古墳」があります。 ![]() ![]() ■神明神社 ![]() ![]() ![]() ■万葉の丘・皿池(さらいけ)古墳 神明神社古墳の更に東隣に万葉の丘があり、そこにも皿池古墳がある。これらの古墳は、寺口丘陵の南斜面に小さく突出した3本の尾根を利用して、中央の尾根に墳丘と前庭部(ぜんていぶ)を、東と西の尾根を半円状に整形し、 ![]() ![]() ー奈良観光より抜粋ー ▲
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| 2006-08-25 12:34
| 旅日記
●風の森神社よこに咲く花
![]() 9時半自宅出発~葛城加守神社(廃寺跡)~皿池古墳~神明神社古墳~蛇穴・野口神社~吉祥草寺~考安天皇陵~神武天皇社~天津岩戸別神社~寺戸・八幡神社~かぜの木淡島神社~風の森神社~30号線を通って帰宅18時半着。走行100キロ 今日の探訪では初めて、激しい雷雨に遭う。カメラのレンズは曇るは!で、往生しました!! ■加守廃寺跡 ●加守神社への上り口と二上山 ![]() 大津皇子の屍(みかばね)を葛城(かづらき)の二上山(ふたがみやま)に移し葬(はふ)りまつれる時、大来(おおく)皇女の哀傷(かなし)みてよみませる御歌二首 巻2-0165 うつそみの人にある我れや明日よりは二上山を弟背と我が見む 巻2-0166: 磯の上に生ふる馬酔木を手折らめど見すべき君が在りと言はなくに ![]() (加守廃寺(かもりはいじ)は、専門家が「大津の鎮魂の寺だろう」と認める遺跡だそうです) ※四天王堂の横にゲートボール場があり、10数人のお年寄りが、暑いさなかゲートボールを楽しんでおられました ●四天王堂(この後方が廃寺跡になりますが、今は更地で何もありません) ![]() ●加守廃寺跡(山を背にして、建物の際になります) ![]() ※池のほとりに、ヒズメ石と呼ばれる石があるらしい。皇子を乗せて二上山頂から飛び降りた馬の蹄(ひづめ)で二つに割れた石だという。江戸時代の絵図に「神馬蹄石(しんめひづめいし)」と載っている。(この情報は知らなかったので、探しもせず廃寺跡を後にしました) また、この近くからは古い人骨が見つかり、大津の皇子の骨ではないか?との伝承もあると!何処かで読んだ気もします・・・。いずれにせよ、歴史の夢の跡なのです。(この西方からは、国宝の金銅製の骨蔵器も見つかっています。 ▲
by barakan1
| 2006-08-24 13:21
■脇田神社(わきたじんじゃ、天満宮) 北葛城郡 新庄町 脇田220
![]() ●地光寺東塔礎石 ![]() ●鳥居・拝殿 ![]() ※地光寺はかつて忍海郡だったこの地域で、唯一の古代寺院であり、渡来系氏族の忍海氏が建立したと推定されている。 ■南藤井(254号線沿い)??神社 ![]() ![]() ▲
by barakan1
| 2006-08-23 12:34
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■為志(ためし)神社 式内小社 葛城市新庄町林堂
祭神 伊古比都幣命(伊毘志都幣命か) 大彦命など十二神(社記) ![]() ●鳥居・拝殿・本殿 ![]() ■角刺(つのさし)神社 奈良県葛城市新庄町忍海 祭神 飯豐青命 ![]() ●境内・拝殿 ![]() ●拝殿・本殿 ![]() 倭辺に見が欲しものは、忍海のこの高城なる角刺の宮 と歌われており、飯豊青皇女(いいとよあおノひめみこ)が「忍海角刺宮」で政務を取っておられた時、毎朝この池で顔を洗って、池に自分の姿を映していたから、この池は「鏡池」と呼ばれています。 ●鏡池(かがみノいけ) ![]() ▲
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| 2006-08-19 14:06
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■棚機神社 奈良県葛城市当麻町太田1371番地
![]() 摂社 頭天神(牛頭天王のことか) ●右端小山は古墳といわれている ![]() ![]() 当神社の鎮座地は太田の西の谷間の中央であるが、創建時には一番奥まった所だったと思われる。 式内大社の葛木倭文坐天羽雷命神社は隣の當麻町加守に鎮座しているが、元の鎮座地はこの地で字名を七夕と言ったそうだ。倭文神社はこの国の古来からの織物の神を祭り、所謂七夕の織姫信仰とは違う神であったようで、水辺で神衣を織りながら神の来訪を待ち、神妻となる巫女の神格化されたものと、織姫とが習合したものである。 ![]() ![]() ●摂社(頭天神) ●???石碑 ![]() ![]() 神木が見事な神社であり、祠は石造で小さい。東向き。 何かの理由で葛木倭文坐天羽雷命神社が遷座した跡をも村人達が守り続けてきたのであろうと思われる。 底知れぬ由緒と言うか神への信頼を感じる神社である。ー神南備にようこそー抜粋 ●神社より大和平野を眺める ![]() ▲
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| 2006-08-18 13:49
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■神明(しんめい)神社 葛城市太田83 祭神:天照大神 応神天皇 春日大明神 ![]() 平林古墳より、南東方向へ2・300m下った所に、この村の鎮守であろう小さいがナカナカ立派な神社である。 ●境内 ![]() ![]() ※この神社の裏(西側)にも古墳があるそうです。今回はパスしました。 ■小山2号墳 (南阪奈道路を挟んで神明神社の南の反対側にある) (太田遺跡:大字太田如意の西南の丘陵上の約30基あまりの小円墳) ![]() ![]() ▲
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| 2006-08-17 12:57
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