2010年 12月 29日 ( 1 )

島根(石見・出雲)万葉故地探訪2(2010.12.5)⑩長浜神社 ・・・終

長浜神社  式内社  島根県出雲市西園町4258
●神社入口・参道・手水舎
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主祭神    八束水臣津野命(やつかみづおみづぬのみこと)
配神     布帝耳命(ふてみみのみこと)
        淤美豆奴命(おみずぬのみこと)
●随神門・狛犬
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『出雲国風土記』の冒頭を飾る「国引き神話」は、綱をかけ海のむこうから土地を引き寄せ縫い合わせた国土生成の話である。長浜神社は、国引きの綱の「薗の長濱」の地に鎮座し、国引きの神「八束水臣津野命(ヤツカミズオミヅヌノミコト)」を主祭神としてお祀りしている。
●拝殿正面
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海のむこうの土地に綱をかけて引き寄せ大地を造られたご事跡により、綱引きの祖=スポーツ上達・不動産守護の神としてのご神徳が知られる。
●拝殿北側より見る
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国引き終了の時に神は杖をたてられ、その後も杭を打って歩かれる。これが島根半島に点在する要石(かなめいし)であり、社地の妙見山にも土地鎮めの要石と子授け安産の夫婦石(めおといし)が祀られている。さらに神は石見国へも悪者退治に出かけられる。
●本殿南側より・拝殿内
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また、境内にあった神庭桃(かにわもも)から栽培が始まったという当地の桃栽培は、かつて「妙見桃の石見行き」と謳われたほどの産物だった。現在の主要産物はぶどうに変わり、妙見山も桃源郷から桜の園へと変容した。
●境内全景(拝殿・本殿)
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ー神々の国しまねーより
●境内案内板ー
国引き神話(出雲国に伝わる神話の一つ)で有名な八束水臣津野命は「出雲の国は細長い布切れのような国だなあ・・・、最初に国を小さく作りすぎてしまった。だから作り足して大きくしよう」と言われ、国引きを決心されました。
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どこかに継ぎ足して縫い合わせられるような土地はないかと眺めてみると朝鮮半島の新羅の岬に余った土地があるぞ」と見つけられ、「国来い」と引き寄せて縫い合わせていかれました。こうして出来た土地は島根半島の西端の杵築の岬の一帯ですこの土地をつなぎとめるために立てた杭は三瓶山です。また引いた綱は長浜がそれです
●境内案内図
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●3連の鳥居
三つの鳥居がくっついている珍しいつくり奥には三つの社があります。要石(かなめいし)・夫婦石
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■左の石が要石で国引きの時の土地鎮めに使われた石
■中の石が男石で右が女石、一対で子授・安産のご加護あり
●境内末社(春日神社・稲荷社・天神社・荒神社)
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※荒神社
出雲地方の荒神社は古事記の系譜によるとここの祭神である八束水臣津野命のひいおじいさんのスサノオの命を当てる場合が多いようです。
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※これで今回の石見・出雲の探訪は終わります。何分2日間の日程なので、訪問したいところも随分残ってしまいました。何とか来年には再訪したいと思います。では、皆さま、よいお年を!!
by barakan1 | 2010-12-29 18:01 | 旅日記