●番川越しに、払殿座神社(大ムク)と船守神社(大クス)を望む
■払殿座神社(大ムク) 大阪府泉南郡岬町淡輪4401
■船守神社 大阪府泉南郡岬町淡輪4442番地
●正面鳥居
祭神
紀船守(きのふなもり)
紀小弓宿禰(きのおゆみすくね)
五十瓊敷入彦命(いにしきいりひこのみこと)
●神社東より(大クス)を見る
摂社
恵美須神社「事代主命」
八幡宮「應神天皇」
稲荷神社「宇迦之御魂大神」
●神社西より(灯篭)を見る
由緒
『日本書紀』に、「紀小弓宿禰が『田身輪邑(たみわのむら=岬町淡輪)』に葬られた」という記述があるそうです。紀氏の本拠地は紀の国ですが、日根郡は紀の国に接しており、紀氏が移住していたようで、紀小弓宿禰・紀船守が、この地の産土神として、祀られたのであろうと考えられているようです。
●拝殿(狛犬)
紀船守は紀雄人の子で、授刀舎人(たちはきとねり)であった。恵美押勝の(天平宝字八年(764年))の際、押勝を射殺したとして勲功があったと言う。 紀朝臣の祖は武内宿禰と言うことになっているが、宿禰の子の紀角禰は紀ノ角と称し、紀氏の祖となっている。
●拝殿内部 ●本殿
◇延喜11年(911年)醍醐天皇の勅令により創建されたと伝えられます。
●本殿
※※境内には、樹齢800年を超えるといわれている大楠がありますが、この樹は4本の幹が一本になった珍しいもので、大阪府の天然記念物に指定されています。
●摂社群