■橘本王子跡(阿弥陀寺) 海南市下津町橘本1084-2
●地蔵峰寺から橘本へ下る。
ミカン畑の中を貫く古道の細い道を、かなりの急こう配で下ります。
途中から橘本の村落が見渡せるあたりから、少し坂道も緩くなります。暫く行くと村落の中へ入り、道標に従って歩くと阿弥陀寺に着きます。その境内に橘本王子(きつもとおうじ)跡地があります。
阿弥陀寺の境内に橘本王子があったと伝えられるが、遺構らしきものは見られない。境内にはかつて橘の木があり、代々植え次がれてきたともいうが1940年前後に枯死したという。
●橘本王子への案内板と地蔵尊
紛らわしいのだが、橘本王子と現在の橘本神社とは別の神社で、橘本王子は橘本神社に合祀されている。
●阿弥陀寺
古今和歌集 巻第三 夏歌139
よみ人しらず
さつきまつ花たちばなの香をかげば むかしの人の袖の香ぞする
●橘本王子跡