天王寺区探訪(2009.06.15)⑥勝鬘院(しょうまんいん) 愛染堂(あいぜんどう)・・・ 

勝鬘院(しょうまんいん) 愛染堂    大阪市天王寺区夕陽丘町5-36
●山門
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和宗総本山 四天王寺 四箇院のひとつ、施薬院の場所に建つ聖徳太子ご創建の愛染堂。
西暦年593年(古天皇元年)に聖徳太子が四天王寺を建立された際、多種の薬草を植えて病に応じて普くこれを人々に施与する場所「施薬院(せやくいん)」を、この地に築かれました。後に聖徳太子が勝鬘経をご講讃された地でもある故を以って「勝鬘院(勝鬘院)」とも呼ばれるようになりました。
●愛染堂(本堂)
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現存の主なる堂等は金堂(本堂)と多宝塔で、平安後期には真言密教の修業道場として扱われ、金堂には愛染明王像を安置し、仍って勝鬘院全体を愛染堂とも呼んでいます。また多宝塔は豊臣秀吉再建による桃山時代の代表作とされ、大阪市最古の木造建築物として国の重要文化財(旧国宝)であります。
※593年、聖徳太子が創建した四天王寺の一つ。敬田院、施薬院、療病院、非田院の四ケ院のうち施薬院があったところ。 薬草を栽培し病気の人に分け与えたという、社会福祉事業発祥の地。
●多宝塔(推古天皇元年(593年)、聖徳太子の創建。
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慶長2年(1597年)、豊臣秀吉により再建。本尊は大日大勝金剛尊
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●愛染祭(ホエ駕籠)本堂脇に置かれていました。

年中行事の主なるものは、大阪の三大夏祭りのひとつとして有名な愛染祭で、六月三十日、七月一日、七月二日の三ヶ日に行い、本尊ご開帳もあって毎年多くの参詣者で賑わいを見せる。





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●愛染霊水〔愛染堂境内〕

絶えず流れ出る愛染めの水を飲めば、愛敬を授かり、さらには開運、夫婦和合、良縁成就・安産、出世、商売繁盛、思いのままという功徳があるとされる大人気の霊水です。また、この水で染め物をすると色よく染まると昔から言われ「藍青商(染物屋)」の間では信仰が篤く「賑わしや愛染詣での紺屋づれ」と詩に詠われるほどでありました。
by barakan1 | 2009-06-25 17:00 | 旅日記
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