松原市探訪1(2009.03.10)⑦深居神社・・・

深居神社   松原市小川5丁目26番4号
●深居神社全景(前面道路・古市街道)
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祭神:品陀別命(応神天皇)
この深居神社は、奈良時代の養老元年(717)の創建と伝え、品陀別命(応神天皇)を祀っています。棟札から、一間社流造りのこけら葺の本殿は、江戸前期の万治3年(1660)に建てられました。また、寛政5年(1793)をはじめとする多くの絵馬が拝殿天井に掲げられています。
●正面鳥居・参道
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もともと、同社は小川だけではなく、津堂や市域の若林・大堀・川辺(大阪市平野区)の総産土神でした。それが、元弘~建武期(1331~35)以降、現在のように小川一村の氏神となったのです。ですから、深居神社から分かれた若林神社・大堀八幡宮・津堂八幡宮・川辺八幡宮の祭神も品陀別命なのです。
●拝殿・狛犬
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深居神社本殿が建つマウントも古墳の墳丘を想定させるとともに、境内からも須恵器が見つかっているそうです。こうしたことから、古墳時代における小川の有力者のお墓(古墳)は、集落の北西にのち建てられた深居神社付近にあった可能性があります。 --松原市(ウオーク37)より-
●本殿
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深居神社立石は、いまでは「歯神さん」としてまつられています。立石前には中世の一石五輪塔が2基おかれています。
●歯神さん
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※昔は小川だけではなく、津堂・若林・大堀・川辺の総産土神だったことを思えば、寂しいお姿です。境内もせまく(横に公園が整備されて広くは見えますが)、樹叢も小さくこじんまりしています。でもきれいに清掃されて、よくお祀りされているようです。
by barakan1 | 2009-03-19 17:47 | 旅日記
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