■現光寺 神戸市須磨区須磨寺町1丁目1-6
須磨の現光寺は、紫式部が書いた「源氏物語」の主人公・光源氏がわび住まいしたところと伝えられている。このことから現光寺は、以前「源氏寺」と呼ばれていた。門前に「源氏寺」と彫られた大きな自然石の碑がある。裏面には、

「おはすべき所は行平の中納言の、藻塩たれつつわびける家居近きわたりなりけり。海面は、やや入りてあはれにすごげなる山中なり。」
と源氏物語・須磨の巻の一節が書かれている。さらに小さな文字で「光源氏が京より移り住んで、わび住まいしたところと古来語り継がれている」と彫られている。
●鐘楼 ●本堂

境内には、松尾芭蕉の「見渡せば 眺むれば 見れば須磨の秋」の句碑がある。元禄元年(1688)、平安朝の須磨に憧れ、また源平の古戦場を訪ねる芭蕉は、この寺の風月庵に泊まったともいわれる。 ー神戸および近郊の名所・旧跡写真ーより
●芭蕉 ●子規
見渡せば ながむれば 見れば 須磨の秋 芭蕉
読みさして 月が出るなり 須磨の巻 子規