■長岳寺の「根上がりの松」 天理市柳本町508.
残念ながら樹齢約300年と云われた松は、害虫に樹液を吸い取られ枯れて終い昭和58年春に切り倒されましたが、元は「天狗松」と呼ばれた長岳寺の貴重な松だったので、寺では幹のてっぺんの穴からドラム缶1本分の薬剤を注入したけど助からず今は根だけが残っています。それも、松は戦国時代に立派な石垣の在る土塁の上に植えられていましたが、後に石垣を外したので根が露出した姿になりました
●釜口山「長岳寺の肘切り門」
弘法大師空海さん開基で、釜口(かまノくち)大師の名で親しまれている長岳寺の総門「肘切り門」です。1349年(貞和5年)建立の四脚門で、昭和49年解体修理をされていますが、昔は、梁(はり)の付き出した部分の肘(ひじ)に刀傷が在りました。何でも注文の刀に僧兵からケチを付けられた刀鍛冶が、ムッとして、それならと門の肘木を切り落とし刀の切れ味を証明したので今も「肘切り門」と云われています。門を入ると大きなツツジの生け垣の参道が続きます。(長岳寺は訪ねませんでした)
ー奈良観光ーより抜粋
今回の探訪はここまでとします。そのうち続きを探訪します。