枚方市~八幡市(交野天神社~石清水八幡宮)探訪(08.01.04)⑩神應寺・・・

神應寺   八幡市八幡高坊
貞観2年(860年)、石清水八幡宮を勧請した行教律師が応神天皇の霊を奉安して建立した寺であるが、後に天皇の号をはばかって「神應寺」と改めた。はじめは四衆兼学の道場であったが、現在は曹洞宗に属している。
●神應寺山門
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文禄年間(1592-1596)、征韓の役にあって豊臣秀吉は、石清水八幡宮に詣で、軍の先鋒にと八幡宮の神官を望んだが、神社側は恐れて命に服さなかった。秀吉は機嫌を損ねたが、神應寺の住僧の機転により、征韓の首途にはまず応神天皇の御寺に参詣すべきことを進言したので秀吉は機嫌を直し、寺領200石を寄進したという。
●正面男山(石清水八幡宮)         ●正面本堂
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山門から急な階段を登ると正面に本堂が見える。堂内には本尊薬師如来、日光・月光像、秀吉の位冠束帯の像があり、さらに特異な風貌を現した行教律師座像(重要文化財)が安置されている。書院は伏見城の遺構と伝えられ、上段の間に違い棚を設け、金具には菊花・太閤桐、襖戸杉戸には狩野山雪の筆による「竹に虎」「御所車(重要文化財)」が描かれている。
ー八幡ぶらりゆく「名所・旧跡をたずねて」ーより
by barakan1 | 2008-01-18 15:50 | 旅日記
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