枚方市~八幡市(交野天神社~石清水八幡宮)探訪(08.01.04)①コース概要・・・

枚方市~八幡市(交野天神社(かたのあまつかみのやしろ)~石清水八幡宮)探訪
2008年の初詣を兼ね、探訪へ出発。
コース概要。
10時自宅発~樟葉着~鏡伝池~交野天神社(樟葉宮伝承地)~石清水八幡宮~神応寺~杉山谷不動尊~八幡駅~京橋~寺田町着16時半。歩数20300でした。
鏡伝池
鏡伝池は、交野天神社の真南にあり、過去には鏡を用いた水神祭祀が行われていたという言い伝えがある。また、平安時代には、この池では貴族たちが、水辺で観月の宴を催してしたという。新古今和歌集には、関白左大臣藤原実経の次のような歌が残されている。
くもらじな真澄の鏡影そふる樟葉の宮の春の夜の月
この池は、古来、月の名所とされていた。  ー楽園特急ーより
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この歌には「日本紀を見侍りて継体天皇を」と云う詞書(ことばがき)が付いている。従って、この歌は単に、池に映る月を詠んだだけのものではなく、この池のすぐ上にあったと伝えられる楠葉の宮で即位する継体天皇の威風堂々とした姿と、その「くもりなき」清い心を称える意味をも持つものであったと考えられる。従って、歌の歌意は「澄み切った鏡のような池に、春の夜の月が、いっぱいに光を溢れさせ、楠葉の宮も光を浴びて池に影を落としている。この宮で即位された継体天皇の御心も、この池のように曇りなきものであった」
もう一つの歌
この鏡伝池には、出展不明、作者不明ながら、もう一つの和歌が伝えられている。
み狩り野の山鳥の尾のます鏡 池も夕日を今に照らして
ー北河内地域文化誌「まんだ」76号所収ー 
by barakan1 | 2008-01-05 19:54 | 旅日記
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