美作国の神社探訪(07.10.22~24)⑦中山神社・・・1

■中山神社  式内社 津山市一宮695
●社殿
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主祭神   鏡作神 (鏡作部の祖神石凝姥神の神業を称えた御名)
相殿神   石凝姥神 (天孫降臨の五部神 八咫鏡を造りませる神)
        天糠戸神 (石凝姥神の父神)
●鳥居(中山式)
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美作国の一の宮として高い社格と農耕の神 牛馬の守護神として広く人々の信仰をあつめてきた 中山神社は、鏡作命を祭神として、慶雲四年(七〇 七年)創建され、その後戦国時代の天文二年(一五三三年) 尼子氏の美作攻略のとき兵火により焼失したが、永禄 二年(一五五九年)尼子晴久によって再興された。
●参道・狛犬
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その構造は室町末期のもので、安土桃山時代への過渡 期の特徴を具有し、単層入母屋妻入り造り、桧皮葺 きの本殿は中山造りと呼ばれ、他地方には例を見ず、 大正三年(一九一四年)国の重要文化財に指定され、美作一 円の神社建築の手本となっている。
●表神門、神門から拝殿を見る
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広い境内の神社正面入口の鳥居は寛政三年(一七九一年) の建設であり、角貫に木鼻がなく笠木と島木にそりを もたせて壮大美を強調してあり他地方には例をみない中 山鳥居として一形式をつくっている。参道を歩み御手洗 川の石橋を渡れば津山城の大手二の丸にあった四足門を 移した(一八三四年)表神門、本殿庭には寛文八年(一六六 八年)津山藩森忠継奉納による燈籠二基がある。
●本殿(中山造りといわれる、単層入母屋妻入り造りで神社造りの一形式だそうです)
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美作国の神社探訪(07.10.22~24)⑦中山神社・・・1_a0016431_21225360.jpg更に中山鳥居の南道路べりにある「祝木のケヤキ」 (市指定文化財)は樹令八〇〇年と推定され広い洞内には 「祝木の神」大国主命をまつった小祠があり、目通り 八・三〇米、樹高一〇・五米は県下一の巨樹である。 その他中門前の右手には推定樹令五〇〇年というセ ンダンの幹に、ヤマザクラ他各種多様な植物が着 生し、さながら植物の見本市を催しているなど、 植物・鳥類・昆虫の宝庫である。 -境内案内-
●拝殿・本殿を見る
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※鶴山八幡神社、総社宮、高野神社いずれも中山造りの壮重な社殿です。この地域には立派な神社(社殿)が多いようだ。
by barakan1 | 2007-11-07 21:17 | 旅日記
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