■小房観音寺 奈良県橿原市小房町6-22
橿原市南八木町から小房(おふさ)町に入り、「飛鳥川」の手前に高野山真言宗別格本山「観音寺」があります。通称「おふさ観音」と呼ばれ、本尊が「十一面観音」で、体の健康に、開運厄除け、子授け、ボケ封じ等さまざまな願い事をかなえてくれます。
●境内草花と本堂
また、当寺の境内では、イングリッシュローズを中心に約1000株の薔薇と約400種のハーブ等、何時行かれても四季折々の草花を観ることができ、花曼荼羅(はなまんだら)の寺として有名です。
●本堂
●「円空庭」の白亀
「小房観音寺」の本堂の裏へ廻ると、回遊式の庭園「円空庭(えんくうてい)」があります。
1650年頃(慶安年代)この地にあった「恋が淵(鯉が淵)」の畔を村の娘「あふさ」が通りかかり、白亀の背に乗った観音様が霧の中に浮かんでいるお姿を見ました。そこで小房観音寺中興の上人、蜜門了明僧正の命で補修されたのが「円空庭」の池で、石組に小堀派の遺構が見られ、そんなに大きくない池なのに、大きな錦鯉と仰山の亀がいて、亀は幼い時に「銭亀」と云われ、成長してから20cmにもなる「石亀」で、甲羅(こうら)は白くなく、暗褐色ですが、池の水が泥水なので、甲羅干しをしたら白く見え、総て「白亀」です。ー奈良観光より抜粋ー