■森市神社 奈良県磯城郡田原本町大安寺11-2
●神社正面(南→北)より全景 (大安寺池堤の上)
祭神
生雷命
摂社 千代神社(式内論社) 八千千姫命
由緒
『磯城郡誌』には「千代村に鎮座の春日神社に境内摂社であった式内社の千代(ちしろ)神社が、洪水の為に流失して下流に流れ着き、現在は大安寺の森市神社の境内に祀られている。」と記されている。
●拝殿
村屋神主家の伝承によると天長年間(824年~)の洪水だったと言う。 森市神社は明治中期に当地より西のカキノモリというところからへ遷座している。
●本殿 (本殿、向かって左は千代神社)
千代(ちしろ)神社は千代連が天八千千姫命を祭った神社と思われる。 『播磨国風土記 揖保郡大法山』に推古天皇の世、遣いに大倭千代連勝部をして墾田・・とあり、勝部であり、秦氏に属していた氏族ではなかったかと思われる。 祭神の天八千千姫命は少し北方方面の
比売久波神社の祭神でもある。
●風情のある道しるべ
★※この千代神社のついては2つ候補があります。
1つめは、田原本町大字千代字中垣内と、
2つめは、田原本町大字大安寺字西馬場で、2つの論社があります。
●大安寺池から三輪山・龍王山方向を見る