■三輪山 三輪の神奈備と呼ばれ円錐形の秀麗な山容、山中には大岩が露出して、頂上の奥津磐座、中腹の中津磐座、山麓の辺津磐座があり、それぞれ大物主命、大己貴神、小彦名神が鎮まるとされる。磐座は神が降臨する神聖な所とされる古代祭事遺跡。三輪山そのものを御神体として古くから信仰されている。 山内の一木一草に至るまで、神宿るものとして、一切斧(おの)をいれることをせず、松・杉・檜などの大樹に覆われています。 ●三輪山登拝口 ★三輪山登拝記 今回の探訪の重点は、神の山!三輪山に登拝する事です。 社務所で登拝の注意事項(飲食・喫煙・写真撮影・草木の持ち帰り等の禁止)を受け、11時半登拝開始。入口直ぐから階段の登りが続きます。これを上り左に曲ると、しばらくなだらかな登りになります。その道がすこし下りになっている所で小川(細流)を渡ると、その前にちょう登拝者を迎えるように初めての磐座があります。磐が5,6個固まっており、その側の木の根元には供え物がしてありました。ここを過ぎるとやや登りになり、少し行くと小川の向こう側(右側)にまた磐座が見えてきます。小川に沿った登拝道は段々勾配を強くしてきます。構わず進むと小屋が見えます。行場で3メートル位の滝がしつらえてあります。(神官?が禊をするのでしょう?) ここからが本当の登りになり、少し先に馬の背のような平坦な道がある以外は登り!登り!の階段道が続きます。その途中にも磐座が数ヶ所ありますが、それを越えると、登拝道左側に大きな神木と山の斜面が3,40メートル程も禁足地になっている大きな磐座群があります。樹木と磐座が入り混じってよく見えませんが、神々しさを感ずるところです。休憩を兼ねしばらくその雰囲気を満喫し、元気回復してまた上ります。(あとで考えると中間あたりで、中津磐座と呼ばれているところのようです?)ここの磐座は大きな磐がゴロン・ゴロンとあるのではなく、全体の雰囲気が神が座すところ、降臨するところと言う雰囲気なのです) 元気を出して上ります。この後も磐座は所々で現われます。 登拝者は下りの人を数えていると20人程度でした。登りを正確には数えていませんが20人を超えていましたので、総人数は50~70人?でしょうか。 いずれにせよ、老若男女、70歳を越えたおばあさん~小学低学年の子まで登っており、驚きました。あまりにも神の山、というイメージがあり、精々よく登っていて一桁と思っていたので・・・。 さて、幾つかの磐座を過ぎたあたりで、山の樹相が変わります、高い木がなくなり、周りに熊笹が多くなります。山頂に近づいたのです、急に視界が開けると、道も緩やかになり、しばらく歩くと、大神神社摂社 高宮社(祭神 日向御子神)が鎮座しています。雲が掛かったり晴れたりの空は、この時日光が差し、さながら私の登拝を喜んでいて下さっているように思いました。 宮の左側の平坦な道を奥に100米ばかり行くと奥津磐座があります。 20米四方くらいを標縄で囲んであり、その中に磐がゴロゴロとあります。その中の特に大きな磐二つに?注連縄が懸けられています。一つの磐は真中で、真横にスパット切られたように割れていて、磐が口を開けているように見えます。この山の特徴か、磐は黒いのですが上部半分くらいが白くはげている様な色をしています。これも酸性雨の影響でしょうか!? 奥津磐座でも、心からお祈りをしました。10分ほど磐座を見ながら休憩し、頂上を後にしました。 社務所着は13時45分で、2時間15分の登拝でした。是非また登ってみたいと思います。 (写真禁のため、記憶に頼って書きましたので、間違っている所もあると思いますがご容赦願います) ★★ 巻7-1378 木綿懸けて斎ふこの社(もり)越えぬべく思ほゆるかも恋の繁きに
by barakan1
| 2007-01-07 21:38
| 旅日記
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