■浄瑠璃寺奧之院の「不動明王像」への道
「長尾の阿弥陀如来座像」の背後から、山道へ分け入って、山を1つ約10分で越して行くと、赤谷川のせせらぎが聞こえて来ます。下にコンクリートの瀧が在り、その下流に架かっている丸太4本の橋を渡ると「浄瑠璃寺奧之院」で「不動明王立像」が在ります。
元は、1296年(永仁4年)に磨崖陰刻の不動明王像が彫られていましたが、その岩が割れたので、後に丸彫りの不動明王像と、矜羯羅(こんがら)、制多迦(せいたか)の二童子の「不動三尊」を祀ってます。
●磨崖陰刻
不動明王像
ー奈良観光より抜粋ー
●丁石
丁石(ちょうせき)は加茂の里から浄瑠璃寺まで1丁(約109m)毎に浄域に近付く時の笠塔婆で、鎌倉時代末の14世紀に建てられ、昔は沢山建っていましたが、今はわずか4本だけ残っています。
※奥の院へは、チョット其処という感じで行ってしまいましたが、足に自信の無い人とヘビの嫌いな人は、行くのは止したほうがよいでしょう・・。急勾配の山道で、その上落ち葉等が積もっていますのでスルスル滑ります。そして、何より端は草ボウボウなのでヘビでもいるのではとビクビクものです。