山背古道(上狛~玉水)探訪(06.04.25)⑦山背古道一景・・・

■山背古道一景
万葉集
巻13-3314
つぎねふ 山背道(やましろぢ)を 人夫(づま)の 馬より行くに
己夫(おのづま)の 徒歩(かち)より行けば 見るごとに 哭(ね)のみし泣かゆ
そこ思(も)ふに 心し痛し たらちねの 母が形見と
吾(あ)が持たる まそみ鏡に 蜻蛉領巾(あきづひれ) 負ひ並め持ちて
馬買へ我が背
山背古道(上狛~玉水)探訪(06.04.25)⑦山背古道一景・・・_a0016431_8364162.jpg
反し歌
巻13-3315 
泉川渡り瀬深み我が背子が旅行き衣(ごろも)濡れにけるかも
山背古道(上狛~玉水)探訪(06.04.25)⑦山背古道一景・・・_a0016431_8372142.jpg
或る本(まき)の反し歌に曰く
巻13-3316 
真澄鏡持てれど吾(あれ)は験(しるし)無し君が徒歩(かち)よりなづみ行く見れば
山背古道(上狛~玉水)探訪(06.04.25)⑦山背古道一景・・・_a0016431_8373793.jpg
巻13-3317 
馬買はば妹徒歩ならむよしゑやし石は踏むとも吾(あ)は二人行かむ
   
by barakan1 | 2006-05-02 08:43 | 旅日記
<< 山背古道(上狛~玉水)探訪(0... 山背古道(上狛~玉水)探訪(0... >>