十津川へ(五条・谷瀬の吊り橋・玉置神社)(05.09.29)⑤国王(こくおう)神社~南帝陵・「御首塚」・・・

■国王(こくおう)神社
「谷瀬の大吊り橋」から「十津川」沿いに国道168号線を約1キロほど南下すると、崖の斜面に「国王神社」が鎮座しています。吉野杉の繁る崖の斜面で、「新宮川」の河畔にあり、国道から見えません。1373年(文中2年)の創建と伝え、祭神は、南朝3代の長慶天皇で、天皇の御陵墓の地とも伝えられ、「南帝陵」とも云われています。
●国王神社入口石段              ●本殿
十津川へ(五条・谷瀬の吊り橋・玉置神社)(05.09.29)⑤国王(こくおう)神社~南帝陵・「御首塚」・・・_a0016431_12333625.jpg
  
●境内拝殿&本殿
十津川へ(五条・谷瀬の吊り橋・玉置神社)(05.09.29)⑤国王(こくおう)神社~南帝陵・「御首塚」・・・_a0016431_12341583.jpg
    

■南帝陵(なんていりょう)「御首塚」
「国王神社」の横をちょっと国道の方へ上がると、第98代(南朝3代目)長慶天皇の「御首塚」があります。長慶天皇は、1373年(文中2年)8月位を弟の御亀山天皇に譲って、同年10月まで紀伊国玉川の宮に居られたが、賊徒の来襲を受けて大和天川村、五色谷行在所へお移りになり、そこも送徒に襲われたので、もはや運命もこれまでと同所の「廻り岩」にて自害なされました。この時、近侍の者が御遺体を水葬にした所、数日を経て御首が下流の十津川村上野地字河津の渕(現在地付近)に流れ着いて、毎夜水底より不思議な一条の光を発したので、村人が丁重にここへ葬り玉石を安置して、頭の神様として崇めています。ー奈良観光より抜粋ー
十津川へ(五条・谷瀬の吊り橋・玉置神社)(05.09.29)⑤国王(こくおう)神社~南帝陵・「御首塚」・・・_a0016431_1235794.jpg

※いつの時代も権力闘争はあり、破れたものの哀れは同じだ!
         
by barakan1 | 2005-10-03 12:38 | 旅日記
<< 十津川へ(五条・谷瀬の吊り橋・... 十津川へ(五条・谷瀬の吊り橋・... >>