■金山彦神社 式内社 柏原市大字青谷1025番地
祭神:金山毘古
●社頭・鳥居
青谷寺の北、池の東岸山裾に鎮座する。金山彦神社は金山媛神社とともに製鉄を司る神の社である。
金山の神を祀る神社は美作国の中山神社、美濃国の中山金山彦神社などがあるが、現在も社名に金山彦・金山媛の神名をそのまま出しているのは本社だけである。
雁多尾畑地区の上手の山から鉄屑が発見されていて、この地域に製鉄に從事する人が活動していたことが裏付けされている。
●境内・拝殿
延喜式神名帳では小社に列せられたが、その後の状況はよく分かっていない。中世と近世には北峰山青谷寺の鎮守として八大金剛童子社といわれていた。
明治五年、村社に列せられ、社名も金山彦神社となつた。
●拝殿(ご神木) ●本殿
旧地はもと嶽山の嶺に在つたが、中古今の地に移したとの説がある。嶽山の嶺は金山媛神社の旧社地といはれており、金山彦、金山媛神社はともに嶽山の嶺にあつたのが、中古今のように両地にわかれたともとれる。
●古代たたらの復元
別の説としてもと神社の東の寺山の上にあり、中古今の地に遷したとあり、寺山の頂上には三株の大松があつたが、大正13年の夏枯死したと云われている。
嶽山がどこの山か現在不明である。
●境内社 龍王神社、稻荷神社 ●古墳祭祀跡
おそらく集落の北東、上方の山頂部付近と云われている。標高276.4mの、いま「とめしよの山」と呼ぶ山の西半部が嶽山ではないかと云われている。
◆社頭案内板ー
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