■三島江浜 高槻市三島江1丁目12

江戸時代には、内陸の高槻や富田が発展し、これらの外港として唐崎浜や三島江浜が栄えたそうです。

とくにこの三島浜は、古くから歌枕にされた葦や月の名所だが、近世には三島江の渡しが設けられ対岸の枚方市出口(松ヶ鼻)と結んでいたそうです。

また能勢の妙見山への参詣道ともなっており、住事を伝える石灯籠が今も残っている。
◆高槻市の南部、淀川の西岸に沿う辺りには、かつて広い入江があった。「三島江(みしまえ)」と呼ばれ、薦(こも)や菅(すげ)の生い茂る、緑豊かなところであった。
三島江は「万葉集」以後も、多くの歌人に詠まれた歌枕の地である。
●現在の三島江(淀川の流れ)

後鳥羽院
後鳥羽院御集
三島江のひしの浮葉にぬる玉を薦しか夏の月もさやけき
大僧正尊行
夫木集
みしまえの水鳥さわぐ夕ぐれに袖うちぬらし今ぞすぎゆく
新古今集
藤原俊成
夏苅の芦のかりねも哀れなり玉江の月の明けがたの空
拾遺愚集
藤原定家
みしま江の波に棹さすたをやめの春のころもの色ぞうつろふ
金槐和歌集 水辺恋
源 実朝
三島江や玉江のま菰みがくれてめにし見えねば刈る人もなし
西行
山家集 1191
風吹けば花咲く波の折るたびに桜貝寄る三島江の浦
●淀川堤防上より三島江辺りを眺める(中央左社叢は三島鴨神社)

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