大阪市内(八軒屋船着場~座摩神社)探訪(2010.03.11)③坐摩(いかすり)神社行宮・・・

坐摩(いかすり)神社行宮   大阪市中央区石町
●ビルの谷間の神社
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豐磐間戸神(とよいわまど)
奇磐間戸神(くしいわまど)
大隅宮 祝津宮 とも言われる。
※行宮は熊野九十九王子社の最初の王子社の窪津王子社の比定地ともされる。
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旧地の御旅所には、「神功皇后の鎮座石」と言われる巨石がある。すなわち、磐座信仰の地であった。
渡辺橋の近くで新羅江と呼ばれた所である。ここから久太郎町に遷座したのであるが、この久太郎とは百済の当て字であり、往古の浪速の町は渡来人で一杯だったようだ。
 『社家舊記』に誉田天皇三年十一月、百済辰斯王叛、遣紀角宿禰、羽田矢代宿禰令伐之、即日於難波沼中祀之、仍為住吉第一摂社」とある。往古一時は住吉の末社または密接な関係を持っていたようである。
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大川に架かる天神橋の東南、大隅宮(祝津宮)と言われ、巨石は格子で保護されている。(厳重過ぎてあまりよく見えませんでした)
何故、大隅であるのか、大隅地方では大隅を「うずん」と発音することもあるそうだ。出雲大社の正面の柱を「宇豆柱」というそうだが、この「うず」には祭祀だけではなく、椎根津彦(珍彦)、紀氏の祖の宇豆彦など、おそらく海人にまつわる日本古代史の謎が隠されているのだろう。
ー神南備にようこそーより抜粋
by barakan1 | 2010-03-13 15:15 | 旅日記
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