■御厨子(みずし)神社 橿原市東池尻町
●御厨子山(北→南)
祭神
根裂神(ネサクノカミ)・安産霊神(ヤスムスビノカミ)・誉田別命(ほんだわけのみこと)
香久山の北東に延びた尾根の先に、小さな御厨子山という小高い森があります。山頂には御厨子神社(みずしじんじゃ)が鎮座しています。
●神社(観音)入口
元は、水尻神社(みずしじんじゃ)と書き表していたそうです。なお、水尻とは、直ぐ東側にあった磐余池(いわれいけ)の樋口(水司)の事で、また、当社の北西に膳夫(かしわで)町があり、御厨子所(みずしどころ、内膳司)とも関係があると考えられます。
●入口社号標
この御厨子神社の地は、清寧天皇(せいねいてんのう)の磐余甕栗宮跡(いわれみかぐりのみや)に比定されています。
●鳥居・参道石段
この神社の森は「壇場の森」といわれていて、清寧天皇元年『友司(つかさ)に命じて壇場(たかみくら)を磐余の甕栗(みかぐり)に設けて、天つ日嗣をしらしめす』(日本書紀)の記事に、比定される所です。神社参道には清寧天皇磐余甕栗宮跡の石柱があります。
●神社境内
●拝殿
【清寧天皇は、雄略天皇の第三皇子です。雄略天皇の後、皇位を継いで第22代天皇となられました。母は、葛城韓媛(かつらぎのからひめ)。
●本殿・狛犬
后妃も皇子皇女も無かったと伝えられます。生まれながらの白髪であったことから、父の雄略から霊異を感じるとして皇太子に選ばれたとされます】ー飛鳥三昧ーより
※拝殿・本殿を囲む社叢はすごいですね!さすがに「壇場の森」といわれるだけはありますね。それに加えて何か神さびて、霊気を感じます。