■売沼神社の横に八上姫公園が作られて、古事記の大国主神と八上比売神の物語をめぐる石碑が並べられています。
●大国主神と八上比売神(前)
米子市街の東を流れる日野川を遡っていくと溝口町がある。その隣町が西伯町です。県道180号線沿いに、〔倭〕がある。ここが昔の大国村です。一方、鳥取市の千代川を15Kmほど遡りますと、支流の曳田川があります。この辺りに住んでいたのが、八上比売神です。
大国主神の兄弟である八十神と大国主神がどうして、100Kmほども離れたところの八上比売神を知っていたのか分かりませんが、彼女と結婚したいと旅に出ます。大山がどんと坐っていますから、日野川を下り海岸にでて、海岸に沿って千代川を目指したでしょう。現在の気高町の岬を通りかかったときに、丸裸にされた素兎を見つけ、大国主神は兎に指示を与えます。
その後、鳥取市から千代川を遡っり、河原町にはいると、「布袋」「袋河原」と言う地名があります。古に、大国主命が曳田の八上姫にかよわれた時、重い袋をここに置かれたというので「袋河原」、その袋は布の袋であったろうということで「布袋」と名づけられたのではないでしょうか。さらに、恋文を書いたところが「倭文」(しとり)(鳥取市)。現在の「円通寺」(鳥取市)という地名は、2人が縁を通じた「縁通路」に由来するとか」。
支流・曳田川に入りますと、曳田という集落があります。ここに、売沼神社(メヌマ)があります。ここの由緒には、「「延喜式神名帳」に「八上郡賣沼神社」とある神社でありまして、中世より「西日天王」といっておりましたが、元禄年間よりもとの賣沼神社という名にかはりました。御祭神は「八上姫神」でありまして御祭日は十月一日を大祭としております。
●八上姫公園の石碑 (*^_^*)★写真クリックすると、大きくなります。
(*^_^*)★写真クリック、大きくなります。ー楽しい人生(なんでも挑戦)-より抜粋