奈良市内(東大寺~春日大社)探訪(07.04.30)②氷室神社・・・

■氷室神社   奈良市春日野一の四
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御祭神
大鷦鷯命(仁徳天皇)(おおささぎのみこと)
闘鶏稲置大山主命(つげのいなきおおやまぬしのみこと)
額田大仲彦命(ぬかたおおなかつひこのみこと)
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元明天皇の御世、和銅三年七月二十二日、勅命により平城新都の左京、春日の御料山(春日山)に鎮祀され、盛んに貯氷を起こし冷の応用を教えられた。これが平城七朝の氷室で、世に平城氷室とも御蓋氷室とも春日の氷室とも称せられた。翌和銅四年六月一日初めて献氷の勅祭を興され、毎年四月一日より九月三十日迄平城京に氷を献上せられた。
●四脚門と狛犬
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奈良朝七代七十余年間は継続せられたが、平安遷都後はこの制度も廃止せられ、遂に百五十年を経て、清和天皇の御世、貞観二年二月一日現在の地に奉遷せられ、左右二神を増して三座とせられた。
●拝殿兼舞殿 (右有名な枝垂桜です)
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爾来、現在の春日大社の別宮に属し式年の営繕費、年中の祭礼等は、興福寺、春日社の朱印高二万石の内と社頭所録三方楽所料二千石の一部によって行われたが、
●本殿
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明治維新後はこの制度も廃せられ、専ら氏子と冷凍氷業界の奉賛によって維持せられて今日に及んでいる。--しおりの御鎮座由来の大要より--
●境内社舞光社、大伴家持・仁徳天皇歌碑
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大伴家持
万葉集巻19-4292
うらうらに照れる春日にひばりあがり情(こころ)悲しもひとりしおもへば
仁徳天皇・・・新古今和歌集のもの。
高き屋にのぼりて見れば煙たつ民の竈(かまど)はにぎはひにけり
又、本殿東側には末社として、南都舞楽の楽祖なる泊光高公を祀った舞光社がある。
★※この神社は奈良市内で一番早く咲く、枝垂れ桜で有名ですが、私が訪ねたときはもう葉桜になったいました。残念です!!是非来年は見たいものです。!!    
by barakan1 | 2007-05-02 22:52 | 旅日記
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