■磨崖仏「寝地蔵」 奈良県桜井市三谷
三谷の集落で菅原神社の前を真っ直ぐ進んで、嵩方の集落の三叉路から左(北)へ約800mで、都祁村の藺生峠の手前、車道から東へ50m上がった所、桜井市小夫、小字「下(しも)の仏」です。
昔から「三谷のネンドさん」の愛称で親しまれ、特に腰痛に霊験があらたかで、近在の人々の信仰を集め、今もお参りの人が絶えません。
なお、昔大男が「寝地蔵」を起こそうとしたが、起きず。また、建武二年(1335年)乙亥十月廿四日の銘がある地蔵さんも立っています。
●※1 ●※2
※1地蔵磨崖仏(寝地蔵)、延慶2年(1309)
左右の岩面に藺生(いう)の住人祐禅浄覚房が延慶2年(1309)造立した旨が刻まれ
ている。
※2地蔵石仏、建武2年(1335) ・花崗岩
★※三谷集落からの案内板がよく整備されており、迷わずに行けました。