■篠畑(ささはた)神社-2
●境内社 市杵島姫命、篠畑姫神
本殿に向い右手に鎮座する境内社は、従来弁天社と称し、市杵島姫命が祀られているとのことであるが、相殿に倭姫命が天照大神の神霊遷座の際、ご援助申し上げた当地方の篠畑姫神が祀られている。「倭姫世紀」によると、佐佐波多が門に童女が参り「汝は誰か」と尋ねられたところ「汝(いまし)は天見通命(あめのみとおしのみこと)の孫、
八佐加支刀部の子宇多の大宇禰奈(おおうねな)と申します。」と答え御供に仕え…とあり、また「皇太神宮儀式帳」によると、この童女滝原宮において笹を刈り宮地を整えたとの記事があることから、皇太神宮御鎮座二千年の祝賀に合わせ、童女宇多の大宇禰奈を篠畑姫神とたたえ合祀した。 ー神社ふり~くーより
大和国・宇多佐佐波多宮 (ウタノササハタノミヤ)
三輪山の麓にある笠縫宮を後にした倭姫の一行は、大和宇陀にある
阿貴宮でお祀りをしていたところ、大神が夢に現われ、「高天原に座して見た国に行きたい」といわれた。そこで東の方に向ったとある。後の初瀬街道、奈良から伊勢に抜ける道である。崇神64年3月佐々波多(ささはた)宮に着いた。篠畑神社がその跡と伝わる。
●神社より、前方を見る(西~南)
●(南~東)
165号線に鳥居が立ち、西の山の麓に鎮座する。前には宇陀川が流れ、見晴らしの良い気持ちが晴れ晴れするような場所である。
※式内社には入っていないが、由緒ある神社です。前に伊勢街道、宇多川を控え山の中腹に鎮座します。今は景色のいい所ですが、その昔山奥で道行くのも大変だったでしょうね!?