二塚古墳からに真っ直ぐ南へ向うと、東方に大和三山を見る高台に「置恩寺(ちおんじ)」があります。この寺の東側は丘陵が大和盆地へ下ってゆきますが、視界を遮る、森や家屋もなくスキット見渡せます!! ここもまた、お勧めポイントです。
■高野山真言宗 置恩寺(ちおんじ) 北葛城郡新庄町寺口
●置恩寺遠望
正式には医王山・布施山安養院「置恩寺」と号し、720年代(神亀年間)行基の開基で、奈良時代末~平安時代始めに置始(おきそめ)氏の氏寺として建立され、
●置恩寺正面
中世には布施氏の氏寺で、「布施寺」と称し、郡内第一の巨刹でしたが、
●置恩寺境内
布施左京進行盛の二塚城が1570年頃(元亀年間)落城した時、兵火で焼失し、
●石灯籠・十一面観音立像
今は往時を偲ぶ国重文「十一面観音立像」が安置され、平安時代作で、桧の一本造、像高172cm、鼻筋が細く微笑を湛え、均衡のとれた像です。庫裏の南にある石灯籠は、置始(おきぞめ)行国=布施行国が文亀2年(1502年)に造立。ー奈良観光より抜粋ー
●置恩寺遠望(東より→西)後方は葛城山
万葉集 (今は、秋ではありませんが・・・)
巻10-2210
飛鳥川もみち葉流る葛城の山の木の葉は今し散るらし