矢田丘陵探訪(05.06.07)④矢田坐久志玉比古神社・・・

●横山口より北を望む
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●横山口より西を望む
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■矢田坐久志玉比古神社  (ご説明看板)
旧縣社 矢田坐久志玉比古神社(やたにいますくしたまひこじんじゃ)
御祭神 櫛玉饒速日命(くしたまにぎはやひのみこと)御炊屋姫命(みかしきやひめのみこと) 延喜式内大社で、古くは、矢落大明神または矢田の大宮と称し、神裔は、雄族物部氏である。
創建年代は不詳であるが、6世紀前半期の頃までは、畿内随一の名社として栄えたと伝えられ、当地方最大の古社である。古典に「天磐船に乗りて、大空を翔行り」の故事に基づき、航空祖神として斯界関係者の崇敬を聚め恩恵を蒙っている。本殿2棟は、重要文化財例祭 10月第4土・日、航空祭 9月20日、網掛祭 1月8日、筒粥占祭 2月1日
●一の鳥居                     ●楼門

●三の矢塚                     ●二の鳥居    
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重文の本殿は、室町時代建立とみられ、一間社春日造、檜皮葺です。なお、楼門の西に櫛玉饒速日命の2本目の矢が落ちた「二の矢塚」があり、彼が天つ国から乗って来た「天の磐船(いわふね)」の破片(磐座)もあり、そしてまた楼門には、大きなプロペラが掲げられています。
●拝殿                        ●本殿
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●本殿
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●狛犬(角ありです)
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■八田の一本菅  古事記
仁徳天皇、八田若郎女(やたのわきいらつめ)を恋ひたまひて、御歌をおくりたまへる。その御歌
八田(やた)の 一本菅(ひともとすげ)は 子持たず 立ちか荒れなむ あたら菅原 言(こと)をこそ 菅原と言はめ あたら清(すが)し女(め)(記)
ここに八田若郎女、答へて歌よみしたまひしく、
八田の 一本菅は 独り居りとも 大君し よしと聞こさば 独り居りとも
かれ、八田若郎女の御名代として、八田部(やたべ)を定めたまひき(仁徳記)

【通釈】八田に生えている一本の菅は、子も産まずに、立ち枯れして朽ちてしまうのだろうか。もったいない菅原だよ。言葉では菅原と言っておくけど、ほんとうは、お前のことを言ってるんだ。清らかな娘がもったいないよ。
私は独りでおりましょうとも、大君がそれでよいと思し召しでしたら、仕方ありません。

■八田(やた)の野 万葉集
八田の野の浅茅色付く愛発山(あらちやま)峰の沫雪寒く降るらし 巻10-2331
by barakan1 | 2005-06-10 14:56 | 旅日記
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