西ノ京、奈良西南部②・・・

●金堂             ●東塔         ●大講堂
●東廻廊            ●西塔         ●東院堂
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■昭和最大の木造建築物、薬師寺の「金堂」
白鳳様式二重二閣、五間四面、内陣に薬師三尊を安置する「金堂」。

■薬師寺の国宝「東塔」
「西の京」でのシンボルは、何と云っても薬師寺の「三重塔」で、フェノロサによって「凍れる音楽」と称讃された東塔は、730年(天平2年)3月に創建された唯一の建物です。塔の高さは、斑鳩の法隆寺の五重塔より高く33.6m、相輪の高さは約10m。また、東塔は「竜宮の塔の写し」と言われ、今から約1270年昔、宮大工の匠の夢枕に天竺の薬師如来が立たれて、塔の建立を匠に命じられました。それから匠は、毎日図面を引きましたが、どうしても思う様にいかず、悩んでいたら、夢の中で竜宮の塔を見る事ができ、さっそくその塔を模写しました。今の東塔は、その様にして建てられ、相輪の水煙には天女が泳ぎ、塔は一見すると六層に見えますが、各層下の小屋根は裳階(もこし)と呼ばれる飾り屋根で、実際は「三重塔」です。なお、「金堂」の写真を見ても判ると思いますが、薬師寺の堂塔は元々全て裳階付きの竜宮造と呼ばれ、また、伽藍配置は中門と奧の講堂を結ぶ廻廊の中に東西両塔と金堂を配置する「薬師寺式」です。

■薬師寺の「大講堂」
 伽藍最大の建物「大講堂」で、正面41m、奥行20m、高さ17m。本尊は、白鳳~天平時代の「弥勒三尊像」、重文です。なお、後堂に釈迦十大弟子が並び、その中央に国宝の「仏足石・仏足跡歌碑」が安置され、いずれも天平時代の作です。

■薬師寺の「西塔」
 昭和56年遂に白鳳時代さながらの塔が復原されました。塔高36m、総桧造り、塔の心礎に平山画伯の将来された仏舎利が奉安されています。

■東廻廊(この奥左側に東院堂があります)
 
■薬師寺の国宝「東院堂」
 「東塔」の東側に建つのが、間口7間、奥行4間の「東院堂」で、奈良朝初代女帝、第43代元明(げんめい)天皇が、721年(養老5年)12月7日61歳で崩御され、その追善のため、娘の吉備(きび)内親王の発願によって建立されました。
                   -インターネット奈良観光よりー

★まさに豪華絢爛華やかなお寺です。修学旅行生が沢山いて、写真を撮るのに苦労しましたが・・・。私的に感想を言えば、建物以外の空間を潤いのあるというか、何かすればもっとゆったりとした、落ち着きのある感覚を得られるのではないか・・・。そう感じるのはわたくしだけかもしれませんが・・・
by barakan1 | 2004-11-06 18:26 | 旅日記
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